マーケティング
misuzu 0
アフィリエイトの所得について「雑所得なのか、事業所得なのかで悩んでいる」という人もいるのではないでしょうか?
私自身、アフィリエイトで確定申告をする際、申告区分は「雑所得なのか、事業所得なのか」悩んでいたのを思い出します…。
そこでこの記事では、アフィリエイトの所得は「雑所得なのか、事業所得なのか」について詳しく解説していきます。
また、この記事を読むことで、アフィリエイトの確定申告の手順についても知ることができます。
ぜひ最後までご覧ください。
参考記事:アフィリエイトで儲からない人が見直すべき5つのNGポイント
確定を行う所得には雑所得と事業所得の2種類があり、さらに事業所得は、青色申告と白色申告の2種類に分けられます。
ここでは、アフィリエイトにおける確定申告について解説します。
雑所得とは、所得税法で分類されている所得のうち、定義づけられている以下の9つの分類に属さない所得を指します。
雑所得は、帳簿や財務諸表の作成が不要なため、手軽に確定申告を行えるというメリットがあります。
しかし、雑所得は青色申告は出来ず、白色申告しか出来ません。
白色申告は青色申告に比べ、できる節税対策が少ないというデメリットがあります。
一方の事業所得は、アフィリエイトで毎月安定した収入を得ている、あるいは事業規模の報酬をあげているなどアフィリエイトで生計を立てている場合は事業所得に分類されます。
事業所得として区分される際の判断基準として、国税庁では以下の7つが定義づけられています。
事業所得として申告する場合、「青色申告承認申請」を管轄の税務署に提出し承認を貰えれば青色申告を、「青色申告承認申請」を提出していない場合は白色申告を行います。
青色申告は、原則として複式簿記で帳簿をつけることが義務付けられていることが特徴です。
一方の白色申告はとにかくシンプルで、簡単な帳簿づけでいいとされています。
青色申告制度について詳しくは、国税庁ホームページ「青色申告制度」をご覧ください。
雑所得と事業所得について解説してきましたが、結局どちらに分類されるかは、あなたがどのように収入を得ているかによって変わるため一概には言えません。
先ほどご紹介した「事業所得」として区分される際の、下記判断基準に照らし合わせて考えていただければと思います。
アフィリエイトで得た所得が雑所得か事業所得か判断できない場合は、税務署か顧問税理士に相談してみましょう。
アフィリエイトをやっている全ての人が、必ず確定申告を必要とするとは限りません。
アフィリエイトの確定申告をしなくてもよい例として以下の3パターンがあります。
パターン1 会社員でアフィリエイトの所得が年間20万円以下
パターン2 アフィリエイトなどの年間所得の合計が48万円以下
パターン3 不定期の給与所得とアフィリエイトなどの合計収入が48万円以下
それぞれ見ていきましょう。
会社員のように1カ所から給与所得を受け取っており、年収は2,000万円以下で、アフィリエイトなど副業からの総所得が年間20万円以下の場合、確定申告は必要ありません。
会社勤めやアルバイト、パートタイマーなどで収入を得ていない場合、尚かつアフィリエイトなどの年間所得の合計が48万円を超えない場合は、「基礎控除」48万円(納税者本人の合計所得金額が2,400万円以下の場合)ですので、確定申告は不要となります。専業主婦やアルバイトをしていない学生などがアフィリエイトの収入を得ている場合は、こちらに該当します。
一時的や不定期であってもアルバイトや派遣などで給料をもらっていたりする場合は、給与所得とアフィリエイトなどで得られた所得を合算して48万円(納税者本人の合計所得が2,400万円以下の場合)万円以下になるかどうかで判定することになります。合計金額が48万円(納税者本人の合計所得が2,400万円以下の場合)を超えてしまうと確定申告が必要になります。
この3パターンから分かるように、2,000万円以下の給与所得であっても、アフィリエイトなど本業以外で20万円を超える収入がある場合は確定申告を行う必要があります。
また、アフィリエイトを含むその年分の所得金額の合計額が所得控除の48万円(納税者本人の合計所得が2,400万円以下の場合)を超える場合も申告が必要ということになります。
参考記事:アフィリエイトの収入相場と稼ぐための4つのコツをズバリ解説
アフィリエイトの確定申告は以下3つの手順で行うことができます。
STEP1 申告に必要な書類の準備
STEP2 申告書などの作成・提出
STEP3 納税・還付の手続き
手順に沿って解説していきます。
まずは確定申告に必要な書類を準備します。
必要書類は、青色申告・白色申告・雑所得による申告、それぞれの方法によって少しずつ異なります。
共通で必要になってくるのは確定申告書です。確定申告書には「A」と「B」の2種類があります。
「A」の対象となるのは、雑所得、給与所得、総合課税の配当所得、一時所得のみで、さらに納税予定がない(還付される)人のみです。そのため、アフィリエイト収入の申告は「B」を使っておこなうのが一般的です。
上記の必要書類のほかにも、各種控除の対象であれば、それを証明する書類の添付を求められる場合があります。
また、現在、確定申告では「e-Tax」を使ったオンライン申告が推奨されています。
オンライン申告であれば、書面を用意する手間を省くことができます。24時間受付可能で、パソコンやスマートフォンから申告できます。また、青色申告の特別控除を最大額の65万円にするには、オンライン申告が条件になっている点にも注目です。
続いて申告書などの作成と税務署への提出を行いましょう。
直接もしくは郵送で税務署に提出するのが通常の手続きですが、紙、もしくは電子申告が行えます。
紙で確定申告を行う場合は確定申告会場の窓口で提出するか、郵送で提出します。電子申告の場合は、24時間いつでも、パソコンからの提出が可能です。
書面による申告・オンライン申告ともに、確定申告の申告期間は毎年2月16日から3月15日までとなっています。
確定申告を行うと、所得税の額が決まり、その結果に応じて、所得税の納付もしくは還付の手続きに進みます。
所得税を納付することになった場合には、指定された期日までに納税手続きを行う必要があります。
納税方法としては、以下の6つがあります。
還付の場合は指定の銀行口座に後日振り込まれます。
税務署から納税通知所などが届くことはないため、納付を忘れてしまうと延滞税や無申告加算税を課されてしまうので気をつけましょう。
ここまで、アフィリエイトの所得は「雑所得」か「事業所得」かについて、また、アフィリエイト収入の確定申告方法について解説してきました。
基本的に、アフィリエイトの収入だけで生計を立てているのであれば、事業に該当するため「事業所得」となり、アフィリエイトを副業で行って行っているのであれば「雑所得」になります。
今回解説したことを参考にして、アフィリエイト所得の申告区分がどちらに該当するのかを判断するといいでしょう。
しかし、自分で判断するのが難しい場合には、税務署や顧問税理士に相談してみましょう。
これから、益々アフィリエイトで確定申告をする人は増えていくかと思います。
時には、税務署や税理士を頼って、上手に稼いでいきましょう。
参考記事:おすすめのアフィリエイト本4つ紹介|知識が身につく勉強方法
会社案内・解説資料はこちら!
資料をダウンロードする ▷