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パンダアップデートとは?良質なWebサイトを作るための25のアドバイス

フィクサー 2

目次

Webの世界で仕事をしている人なら一度は「パンダアップデート」という言葉を耳にしたことはありませんか?2011年から現在までGoogleでは、良質なコンテンツが検索上位されるようになりました。

なぜなら、パンダアップデートというGoogleアルゴリズムのアップデート変更が実施されたからです。

パンダアップデートがどのようなGoogleアルゴリズムのアップデートなのかを理解することでGoogleの目指している検索結果について知ることができます。

Googleが目指している検索結果=SEO対策の絶対的な効果

今回は、パンダアップデートについて詳しく解説しましょう。

ぜひ、参考にしてください。

1:パンダアップデートとは

パンダアップデートとは、2011年2月24日から実施された「低品質なWebサイトの掲載順位を下げて、良質なWebサイトの掲載順位を適切に評価する」Googleアルゴリズムのアップデートのことです。

※日本では、2012年7月18日よりパンダアップデートが実施されています。

  • Webサイトにユーザーが喜ぶオリジナリティはあるか?
  • Webサイト内のバナーはユーザーに迷惑をかけていないか?
  • Webサイトのコンテンツはユーザーが納得するほど充実しているか?

Googleはユーザーの利便性を第一に考えているため、パンダアップデートを手動で更新してきました。

2016年1月12日より、パンダアップデートはコアアルゴリズムに統合され現在では月に一度のペースでアップデートされています。

※パンダアップデートの名称由来は、エンジニアの「Biswanath Panda(ビスワナス・パンダ)」が主軸となってアップデートを施策したことから付けられました。

2:パンダアップデートが導入された背景と目的

かつてのGoogleは、低品質なWebサイトが検索結果において上位表示されていました。

コンテンツファームと言われる検索クエリ経由の訪問者から広告収入を得るためだけに低品質なコンテンツを大量に配信・作成したり、中古ドメインを利用したりするWebサイトのことです。

低品質なWebサイトが上位表示されても検索してきたユーザーの疑問や悩みは解決できませんよね。Googleはユーザーのためになる検索エンジンにするべく低品質なコンテンツを排除して、良質なコンテンツを作成・配信しているWebサイトを上位表示させるパンダアップデートを実施したのです。

3:パンダアップデートの対象となる6つの品質

パンダアップデートは、ユーザーの為に良質なコンテンツを作成・配信していれば気にすることのないGoogleアルゴリズムのアップデートです。

対象となる6つの品質をクリアしていないWebサイトはSEOで大きな影響を受けます。

  • プログラムにより自動で作られたコンテンツ
  • 他のWebサイトからパクったコンテンツ
  • 独自性や専門性が低いコンテンツ
  • 広告の割合が圧倒的に多いコンテンツ
  • 重複する内容の多いコンテンツ
  • 内容が簡易的で、薄っぺらいコンテンツ

6つの品質以外にも「外部サイトからのリンクが少ないコンテンツ」や「ソーシャルメディアで共有されていないコンテンツ」なども対象になります。

3-1:プログラミングにより自動で作られたコンテンツ

プログラミングを組んで自動でコンテンツを作り、公開しているようなコンテンツです。特定のキーワードを含めてデタラメな内容のコンテンツを配信しているWebサイトになります。

3-1-1:改善策

ユーザーの目線に立ち、自分の力でコンテンツを書くことで改善できます。

3-2:他のWebサイトからパクったコンテンツ

評価が高いWebサイトのコンテンツをコピペして自分のWebサイトにそのまま掲載しているコンテンツです。

3-2-1:改善策

評価の高いWebサイトのコンテンツを参考にしながら自分の言葉に置き換えてコンテンツを書くことで改善できます。

3-3:独自性や専門性が低いコンテンツ

オリジナリティが全くない、他のサイトと似ているようなコンテンツのことです。

3-3-1:改善策

知っていることなら詳しく専門知識を取り入れ、知らないことなら調べて理解してからコンテンツを書くことで改善できます。

3-4:広告の割合が圧倒的に多いコンテンツ

商品のアフィリエイトリンクばかりのページで、独自のコンテンツや付加価値が一切ないようなコンテンツのことです。

3-4-1:改善策

アフィリエイトがダメというわけではなく、商品について独自の見解や付加価値の情報をコンテンツに書くことで改善できます。

3-5:重複する内容の多いコンテンツ

内容の似ている、または全く一緒の重複している記事が多いコンテンツのことです。

3-5-1:改善策

重複しているコンテンツは、どちらか一方をnoindexにすることで改善できます。

3-6:内容が簡易的で、薄っぺらいコンテンツ

内容が浅すぎて、ユーザーが疑問や悩みを解決できない薄っぺらいコンテンツのことです。

3-6-1:改善策

ユーザーが何を疑問に思っているのか?何を解決したいのか?を明確に理解して解決できる内容のコンテンツを書くことで改善できます。

4:パンダアップデートのリリースと検索結果への影響

パンダアップデートは、現在も継続されてアップデート処理が自動化されています。

今までのパンダアップデートの経過と検索結果への影響は下記の表をご覧ください。

※英語圏の検索結果への影響になります。

名称 日付 検索クエリへの影響
パンダアップデート1 2011年2月24日 11.8%
パンダアップデート2 2011年4月11日 2%
パンダアップデート3 2011年5月10日 不明
パンダアップデート4 2011年6月16日 不明
パンダアップデート5 2011年7月23日 不明
パンダアップデート6 2011年8月12日 6%~9%
パンダアップデート7 2011年9月28日 不明
パンダアップデート8 2011年10月19日 約2%
パンダアップデート9 2011年11月18日 1%未満
パンダアップデート10 2012年1月18日 不明
パンダアップデート11 2012年2月27日 不明
パンダアップデート12 2012年3月23日 約1.6%
パンダアップデート13 2012年4月19日 不明
パンダアップデート14 2012年4月27日 不明
パンダアップデート15 2012年6月9日 1%
パンダアップデート16 2012年6月25日 約1%
パンダアップデート17 2012年7月24日 約1%
パンダアップデート18 2012年8月20日 約1%
パンダアップデート19 2012年9月18日 0.7%未満
パンダアップデート20 2012年9月27日 2.4%
パンダアップデート21 2012年11月5日 英語圏2.4%世界0.4%
パンダアップデート22 2012年11月21日 0.8%
パンダアップデート23 2012年12月21日 1.3%
パンダアップデート24 2013年1月22日 1.2%
パンダアップデート25 2013年3月15日 不明
パンダアップデート26 2013年7月18日 不明

2012年7月18日以降は、日本でもパンダアップデートによる検索クエリの影響が反映されています。

パンダアップデート26以降はGoogleのコアアルゴリズムに統合されたため手動ではなく自動で更新されるようになりました。

表を見てわかる通り、検索クエリに多大な影響を及ぼしています。ただ、わかっていほしいのが「多大な影響を及ぼしているパンダアップデートだからこそ良質なWebサイトが検索上位される」ということです。

今まで地道にユーザーのために良質なコンテンツを作成・配信してきたWebサイトにとっては素晴らしいアップデートと言えます。

5:Googleが良質なWebサイトにするための25のアドバイス

Googleのアルゴリズムを気にする前に、ユーザーにとってあなたのWebサイトがより便利に使いやすいコンテンツにしていくことが重要です。

Googleも常に「検索ユーザーが何を求めているか?」について考えています。

以下、25のアドバイスはコンテンツまたは記事を評価するときにGoogleが参考にしている項目です。

  • あなたはこの記事に書かれている情報を信頼するか?
  • この記事は専門家またはトピックについて熟知している人物が書いたものか?それとも素人によるものか?
  • サイト内に同一または類似のトピックについて、キーワードがわずかに異なるだけの類似の記事や完全に重複する記事が存在しないか?
  • あなたはこのサイトにクレジットカード情報を安心して提供できるか?
  • この記事にスペルミス、文法ミス、事実に関する誤りはないか?
  • このサイトで取り扱われているトピックは、ユーザーの興味に基いて選択されたものか?それとも検索エンジンのランキング上位表示を目的として選択されたものか?
  • この記事は独自のコンテンツや情報、レポート、研究、分析などを提供しているか?
  • 同じ検索結果で表示される他のページと比較して、はっきりした価値を持っているか?
  • コンテンツはきちんと品質管理されているか?
  • この記事は物事の両面をとらえているか?
  • このサイトは、そのトピックに関して第一人者(オーソリティ)として認識されているか?
  • 次のような理由で個々のページやサイトに対してしっかりと手がかけられていない状態ではないか?
  • コンテンツが外注などにより量産されている
  • 多くのサイトにコンテンツが分散されている
  • 記事はしっかりと編集されているか? それとも急いで雑に作成されたものではないか?
  • 健康についての検索に関し、あなたはこのサイトの情報を信頼できるか?
  • サイトの名前を聞いたときに、信頼できるソースだと認識できるか?
  • 記事が取り上げているトピックについて、しっかりと全体像がわかる説明がなされているか?
  • 記事が、あたりまえのことだけでなく、洞察に富んだ分析や興味深い情報を含んでいるか?
  • ブックマークしたり、友人と共有したり、友人にすすめたくなるようなページか?
  • 記事のメインコンテンツを邪魔するほど、過剰な量の広告がないか?
  • 記事が雑誌、百科事典、書籍で読めるようなクオリティか?
  • 記事が短い、内容が薄い、または役立つ具体的な内容がない、といったものではないか?
  • ページの細部まで十分な配慮と注意が払われているか?
  • このサイトのページを見たユーザーが不満を言うか?

良質なサイトを作るためのアドバイス

実際にGoogleアルゴリズムのことを理解するのは難しいが、25のアドバイスを参考にすればGoogleが良質なWebサイトと低品質なサイトを見分ける判断材料がわかります。

25のアドバイスを参考にして、あなたのWebサイトと照らし合わせてみてください。すべてクリアしていれば、良質なコンテンツがあるWebサイトと自信を持つことができるはずです。

6:パンダアップデートとペンギンアップデートの違い

パンダアップデートとよく間違えるペンギンアップデートとの違いを簡単にご説明します。

  • パンダアップデート=コンテンツに関わるアップデート
  • ペンギンアップデート=リンクに関わるアップデート

2つのアップデートに共通することは「ユーザビリティを第一に考える」ということです。2つのアップデートを気にすることなく、ユーザーのために利便性のあるWebサイトを作っていくことが大切になります。

ペンギンアップデートの詳細についてはこちらの記事を参考にしてください。

ペンギンアップデートを理解してGoogleの品質に関するガイドラインを遵守

まとめ

Googleアルゴリズムのパンダアップデートについて詳しく解説してきました。

今回の記事を見てあなたは何を感じましたか?

  • パンダアップデートに対応した対策方法を見つける
  • 検索ユーザーのことを第一に考えるコンテンツ作り

検索ユーザーのことを第一に考えるコンテンツ作り」と感じた人は正解です。

Googleも検索したユーザーの利便性を向上させるためにパンダアップデートを実施しました。Googleを攻略するのではなく、ユーザーの立場にたってより良いコンテンツを作っていくことが大切です。

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