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UAに比べてGA4のセッション数が少ないのが正解!理解が深まる計測基準の違いを画像付きで解説

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目次

「UAと比較してGA4のセッション数が少ないのは何故?」
UA(ユニバーサルアナリティクス)が2024年7月1日に完全に終了するため、既にGA4(グーグルアナリティクス4)に移行している人も多いのではないでしょうか。

しかし、GA4に移行した後にセッション数がUAと比べると少ない違和感を覚える人も多いはず。
まず結論としてGA4の方がセッション数が少ないのが正解です。
その理由としてUAとGA4ではセッションが切れるタイミングが異なるからです。

UAの場合 GA4の場合
①30分以上操作が行われなかった時 セッション終了 セッション終了
②参照元が変わった時 セッション終了 セッション継続
③日付が変わった時 セッション終了 セッション継続

ご覧の通りGA4だと、ユーザーの行動や時間の経過によってセッションが終了しない事から、UAだとセッション数が「2」とカウントされる所をGA4だとセッション数が「1」しかカウントされません。

この記事では、上記の3つセッションの計測基準を画像を交えて詳しく解説していきます。

今回紹介する内容を理解する事でGA4への理解が深まり、今後より正確な分析を行うための足がかりとなるでしょう。

1:【WEb担当者必見】UAとGA4のセッション数の計測基準の違いをケース毎に解説

まずセッション数について少しおさらいさせていただきます。

セッションとは、ユーザーがGoogleやYahoo!などの検索エンジンや広告を介してWEbサイトにアクセスしてから出ていく(離脱する)までの一連の流れの事です。
アナリティクスの計測はセッションから始まり、セッションの中で発生したページの遷移やボタンのクリック、ダウンロード、申込フォームの利用等の一連の流れが計測される仕組みとなっています。

セッションの計測基準と仕組み

セッションについて改めて理解した所で、このままUAとGA4のセッション数の計測基準の違いを見ていきましょう。

1-1:30分以上操作が行われなかった時の違い

ユーザーがWEBサイトにアクセスしセッションスタートから30分以上操作が行われなかった場合、セッションが一度終了します。

30分後に再度操作を行なった場合はUAとGA4に共通して新しいセッションとカウントされるので、「アクセス」→「30分経過」→「再度操作」の流れが発生した場合は。セッション数は「2」となります。

1-2:参照元が変わった時の違い

参照元が変わった場合とは流入経路が変わった場合の事を指します。

例えば、「Googleでの検索」「Yahoo!での検索」「Bingでの検索」、これらはすべて別の参照元となります。
表を元に詳しく見ていきましょうか。

流入経路(セッションの始まり) 参照元の計測基準
Google検索からの流入 すべて別の参照元としてカウント
Yahoo!検索からの流入
Bing検索からの流入
X(旧:Twitter)からの流入
Instagramからの流入
TikTokからの流入
リスティング広告からの流入
ディスプレイ広告からの流入

そこで、UAとGA4と比較しどの様に計測されるのか見ていきましょう。

【UAの場合】
一度離脱し、異なる参照元から流入しても別セッションとしてカウントされるのでセッション数は「2」となる

【GA4の場合】
一度離脱し、異なる参照元から流入しても同一セッションとしてカウントされるのでセッション数は「1」となる

GA4の場合は、参照元が異なる場合でも同一セッションとしてカウントされます。
極端な話、UAで場合は3つの異なる検索エンジンから流入があった場合はセッション数が「3」となります。
しかし、GA4の場合は「1」としてカウントされます。

1-3:日付が変わった時の違い

UAとGA4は日付が変わったタイミングのセッションの計測基準が異なります。

【UAの場合】
23時59分になったタイミングでセッションが終了し、翌日0時0分0秒に別セッションとしてカウントされるのでセッション数は「2」となる

【GA4の場合】
日付が変わっても同一セッションとしてカウントされるのでセッション数は「1」となる

UAの場合は、23時59分になったタイミングでセッションが終了し、翌日0時0分0秒に別のセッションとしてカウントされます。
しかし、GA4の場合は日付を跨いだ場合も同一セッションとしてカウントされてしまうのです。

ここまで紹介した3つのケースの内、2つのケースでUAとGA4でセッション数がカウントタイミングが異なる事から冒頭でもお伝えした様に、GA4の方がセッション数が少ないのが正解となります。

もしGA4への移行後に数字に変動があった場合でも、セッション数に1.5倍から2倍程度まで差が生まれるはずです。

2:セッション数が急に増えた場合はタイムアウト時間の見直しを行おう

PV数や離脱率の変動がないにも関わらず、急にセッション数が増えてしまったという現象に遭遇した人がいるのではないでしょうか。

UAよりもGA4の方がセッション数のみが多くなってしまった時は、1章で解説したタイムアウト時間が基本設定の30分よりも長く設定されている可能性があります。

タイムアウト時間を長く設定している場合は、本来30分でセッショが終了し、再カウントされるまでの時間が伸びてしまう事から、

まとめ

GA4の方がUAと比較しセッション数が少なくなってしまうのは計測基準の違いから当然の結果となります。

【30分以上操作が行われなかった時】
UA・GA4:30分以上操作が行われなかった場合、セッションが終了する
30分後に再度操作を行なった場合は新しいセッションとカウントされるので、セッション数は「2」となる
【参照元が変わった時】
UA:一度離脱し、異なる参照元から流入しても別セッションとしてカウントされるのでセッション数は「2」となる
GA4:一度離脱し、異なる参照元から流入しても同一セッションとしてカウントされるのでセッション数は「1」となる
【日付が変わった時】
UA:23時59分になったタイミングでセッションが終了し、翌日0時0分0秒に別セッションとしてカウントされるのでセッション数は「2」となる
GA4:日付が変わっても同一セッションとしてカウントされるのでセッション数は「1」となる

UAとGA4ではこの様にセッションが終了し新たにカウントされるまでの仕様が異なるため必然的にGA4のセッション数はUAに比べ少なくなります。

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