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フィクサー 2
あなたのWebサイトには、パンくずリストを設置していますか?
パンくずリストを正しく設置することは、SEO対策をする上で重要になります。なぜなら、ユーザーとクローラーに対して、「今、自分はどこのページにいるのか?」把握できるからです。
今回の記事では、パンくずリストについて詳しく解説します。
ぜひ、参考にしてください。
パンくずリストとは、ユーザーが「今、自分はWebサイトのどこのページにいるのか?」をわかりやすくするためにリンクを階層順に設置したリストのことです。
通常は、ユーザーの目線を考えてコンテンツの最上部にパンくずリストを設置することが効果的になります。
Amazonや楽天などのように、大規模サイトの階層は深いページになると「自分が一体どこのページにいるのか?」とわからなくなりますよね?
パンくずリストを設置すれば、視覚的にユーザーが「今、どこの階層にいるのか?」がわかりやすくなるのです。
【☆豆知識☆】
パンくずリストという名称は、童話「ヘンゼルとグレーテル」で主人公が森で迷わないようにパンくずを通り道に置いていった、というエピソードから付けられています。
パンくずリストは3種類あります。
3種類のパンくずリストの中で「位置型パンくずリスト」が最も使われています。
それぞれのパンくずリストについて解説しましょう。
位置型パンくずリストとは、今あなたが見ているページの階層がどこの位置にいるのかを示しています。
たどり着くまでの経路が違っても、同じページを見ていればパンくずリストも同じです。
属性型パンくずリストとは、今あなたが見ているページがどんな属性に分類されているかを示しています。
パス型パンくずリストとは、あなたがどのような経由でページにたどり着いたかを示しています。
たどり着くまでの経路が違えば、パンくずリストも異なるのです。
Webサイトにパンくずリストを設置することで3つのメリットを得ることができます。
ランディングページや1ページで完結するようなWebサイトにパンくずリストを設置しる必要はありませんが、通常のWebサイトには必ずパンくずリストを設置しましょう。
パンくずリストを設置することでSEO対策に重要な「アンカーテキスト」としてリンクを設定することができます。
上の図を見ると、ワインと日本酒にカテゴリが分けられていますよね?カテゴリ内に各商品の詳細ページを持っているのが一般的です。
ワインのカテゴリには「赤ワイン」と「白ワイン」の詳細ページ、日本酒・焼酎のカテゴリには「日本酒」と「焼酎」の詳細ページがあります。
ワインのカテゴリに「ワイン」というアンカーテキストの内部リンクが集まり、結果的にSEO対策であるアンカーテキストを用いることができるのです。
パンくずリストを設置することで「自分がWebサイトのどこのページにいるのか?」を把握しやすくなります。
上の図のように、パンくずリストを最上部にしておくことでユーザーが迷ってもリストの部分をクリックするとページまで戻ることができます。
例えば・・・SEOというカテゴリに戻りたい場合
TOP>バズログ>SEO>【2019年度版】ホワイトハットスターター ガイド
赤太字の「SEO」をクリックすれば、SEO全体のカテゴリページに戻ることができるのです。
ユーザービリティの向上に繋がりますよね。
パンくずリストを設置することで、クローラーがWebサイトをクロールしやすくなります。
クローラーはパンくず読み取ることができ、そのページがどのようなカテゴリに属し、どの階層に位置づけられているか把握することができるのです。
キレイに整理されたWebサイトだと、家がキレイなのと同じで「人間」も「ロボット」も行き来しやすくなります。
クローラビリティに繋がりますよね。
パンくずリストを設置するときには、3つの大切な注意点があります。
3つの注意点は、Webサイトを構築する段階から考えなければならない注意点です。
すでにWebサイトを公開している人は、大きくリニューアルするタイミングでサイト設計を見直してください。
パンくずリストを設置するときに「SEOに効果的にサイト設計にする」ことを意識してください。
上の図だと、「自分が何の飲み物ページにいるか」瞬時にわかりませんよね?このようなサイト設計でパンくずリストを設置しても効果が半減します。
下記のようにしっかりとキーワードを含めたカテゴリ設定をしてアンカーテキストとなるようにパンくずリストを設置してください。
サイト設計を失敗してしまうと、Webサイトが大きくなった時に修正が大変です。設計段階でしっかりとSEOを意識してください。
パンくずリストを設置するときに、「関連性のないパンくずリスト」にしないでください。
☆関連性のあるパンくずリスト☆
TOP>ワイン>赤ワイン ◎
★関連性のないパンくずリスト★
TOP>ワイン>焼酎 ×
上記を見ていただくと一目瞭然ですよね。TOP>ワイン>焼酎のパンくずリストだと、ユーザーは「えっ?今ワイン見ようとしたのに焼酎にきてる」と困惑してしまいます。
常にユーザーにとってわかりやすいパンくずリストにしてください。
パンくずリストを設置するときに、「階層を細かくして深く」しないでください。
TOP>飲料>お酒>果実>ぶどう>ワイン>赤ワイン
階層が細かすぎると、ユーザーがページを把握できなくなります。
Amazonや楽天のような大規模サイト以外は、3階層以内に収めることをオススメします。
今回は、パンくずリストについて徹底解説してきました。
パンくずリストの設置はSEO対策の基礎でもあり、ユーザビリティとクローラビリティの向上になります。
これからWebサイトを運営する人も、現状Webサイトを運営している人も効果的なパンくずリストを設置してオンリーワンのサイトを目指しましょう。
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