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ハミングバードアップデートとは?Googleが目指すたった一つの目標

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最近、Googleの検索エンジンで「会話のような文章」で検索したときに、あなたが求めていた情報を得られることが多くなっていると感じませんか?

あなたが求めていた情報を会話型検索で正確にGoogleが理解できるようになったのが「ハミングバードアップデート」と呼ばれるGoogleアルゴリズムのアップデートです。

今回は、Googleアルゴリズムアップデートの一つである「ハミングバードアップデート」について詳しく解説します。

ぜひ、参考にしてください。

1:ハミンバードグアップデートとは

ハミングバードアップデートとは、会話型検索の処理能力を劇的に向上させたGoogleアルゴリズムのアップデートです。

ユーザーがGoogleで検索するときに「どのような状況」で「どういう意図」でキーワードを入力したか、Googleの検索エンジンが理解して知りたかった情報を的確に検索結果で応えることができるようになりました。

Googleのアルゴリズムアップデートで有名な「パンダアップデート」「ペンギンアップデート」のようなWebサイトを対象としたアップデートとは違い、Googleの技術的なアップデートです。

※ハミングバードアップデートの名称由来は、「precise and fast(正確かつ高速)」なHummingbird(ハチドリ)から付けられています。

2:ハミングバードアップデート導入後の変化

ハミングバードアップデート導入後によるGoogleの成長したところは、「キーワードに対して回答する」ではなく「文章として捉えて会話する」ことです。

  • ハミングバードアップデート導入前の検索結果
  • ハミングバードアップデート導入後の検索結果

「日本 一番大きい 湖」というキーワードでハミングバードアップデート導入前と導入後で検索結果の違いがどのようなものか具体例を挙げましょう。

2-1:ハミングバードアップデート導入前の検索結果

「日本 一番大きい 湖」と検索するときに、ハミングバードアップデートを導入する前のGoogleだと・・・

  • 「日本」と「一番大きい」と「湖」

上記のように「単語」として捉えてしまい、キーワードが多く含まれたWebサイトや「日本の美しい湖ベスト10」などの検索したユーザーの意図を全く捉えないロボットが回答するような検索結果でした。

2-2:ハミングバードアップデート導入後の検索結果

「日本 一番大きい 湖」と検索するときに、ハミングバードアップデートを導入した後のGoogleだと・・・

  • 日本で一番大きい湖を知りたい

上記のように「文章」として捉えることができるようになったため、「琵琶湖」と会話のように返答することができるようになりました。

Googleが、人間と会話ができるような検索エンジンに近づいていると感じますよね。

3:ハミングバードアップデートによるSEOの影響

ハミングバードアップデートによるSEOへの大きな影響はほとんどありませんでした。

Googleのランキングに直接関わる「パンダアップデート」や「ペンギンアップデート」のようなアルゴリズムではなかったからです。

  • スモールキーワードの検索数が増加した
  • 良質なWebサイトが掲載順位を上げた

強いて言うなら2つの小さなSEOへの影響はありました。

3-1:スモールキーワードの検索数が増加した

ハミングバードアップデートによってスモールキーワード(検索数が少ないキーワード)の検索数が増加しました。

検索したユーザーの意図を理解して検索結果に反映させること」がハミングアップデートのため、細かいキーワードの検索数が増加したのです。

3-2:良質なWebサイトが掲載順位を上げた

ハミングバードアップデートによって良質なWebサイトの掲載順位が上がりました。

検索したユーザーの求めている答えが的確にあるコンテンツ」の掲載順位を上げることでユーザーが満足するためです。

4:Googleがユーザーのために改善できた6つの努力の証

あなたはGoogleを作った「ラリー・ペイジ」という人物を知っているだろうか?

ラリー・ペイジの目指している検索エンジンは「ユーザーの検索する意図を正確に把握して、ユーザーの悩みや疑問を解決できるぴったりの答えを返すもの」です。

  • ナレッジグラフからの回答
  • ルートと交通状況
  • 回答を直接提供
  • 強調スニペット
  • リッチリスト
  • 尋ねる前に情報が手に入る

上記6つの機能は、Googleがアルゴリズムを改良してより良い機能になった一部です。

Googleはこれからも検索機能を改善して、よりユーザーの悩みや疑問を解決できる検索エンジンを目指しています。

4-1:ナレッジグラフからの回答

ナレッジグラフからの回答とは、世界の「人物」「場所」「物事」をGoogleのデータベースで管理して、すぐに質問に対する答えを表示する機能です。

ハミングバードアップデート-1

例:東京タワー 高さ

4-2:ルートと交通状況

ルートと交通状況とは、特定の住所を検索したユーザーに、その場所とそこに行く方法を表示するようにする機能です。

ハミングバードアップデート-2

例:羽田空港までの道のり

4-3:回答を直接提供

回答を直接提供とは、ユーザーが探している情報やサービスを検索結果のページに直接回答できるようにした機能です。

ハミングバードアップデート-3

例:アジアカップ2019の試合結果

4-4:強調スニペット

強調スニペットとは、ユーザーが素早く簡単に答えを見つけるために「答えの部分を強調(太字)」にして表示する機能です。

ハミングバードアップデート-4

例:平成になった年

4-5:リッチリスト

リッチリストとは、検索結果を画像で横一覧に表示される機能です。

ハミングバードアップデート-5

例:ハワイ 人気 観光

4-6:尋ねる前の情報が手に入る

尋ねる前の情報が手に入るとは、スマートフォンのGoogleアプリで検索欄に入力しなくても詳しい情報が手に入る機能です。

ハミングバードアップデート-6

ショートカット機能や情報フィードがホーム画面に表示されます。

まとめ

ハミングバードアップデートにより、以前のGoogle検索より遥かにユーザーの求めている答えが的確に返ってくるようになりました。

  • ハミングバードアップデート導入前は「キーワード」に対する回答
  • ハミングバードアップデート後は「会話」に対する答え

ユーザーの意図や状況を正確に判断することができ、会話型の検索がより優れたものになったと言えます。

SEOへの影響は大きくなかったハミングバードアップデートですが、Googleは「ユーザーの利便性を第一に考えていること」を忘れてはいけません。あなたのWebサイトも今以上にユーザーの利便性や疑問や悩みを解決できるコンテンツを日々更新していくことが大切です。

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