ソーシャルメディア
ゆっけ 0
「ソーシャルメディアにはどんな種類があるのだろう」
ソーシャルメディアの定義はあなたが思っているよりも広く、TwitterやLINEだけでなく食べログや2ちゃんねるもソーシャルメディアに含まれます。
当サイトではソーシャルメディアを9つの種類に分類しました。
この記事では、上記9種類のメディア特性を具体的なサービス名を挙げて紹介していきます。
マーケティング担当者が活用できるように、オススメのソーシャルメディアや利用の注意点も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
そもそもソーシャルメディアとは何でしょう?
ソーシャルメディアとは、情報を発信・共有することでメディアとしての特性を持ったサービスのことです。簡単に言うと、利用者の投稿がそのサービスのコンテンツになるものとも言えます。
従来のマスメディア(テレビなど)は、情報を一方的に伝達する一方、ソーシャルメディアは、情報が相互に行きかいクモの巣状に伝達されていきます。
そんなソーシャルメディアは大きく分類すると9種類に分けることができます。
しかし、この分類は必ずしも正解とは言えず、複数の特徴をあわせ持っているサービスも存在していることは理解しておいてください。
SNSとは、インターネット上で社会的つながりを形成するサービスです。簡単に言うと、ネット上で友人や見知らぬ人と交流できるサービスともいえます。
自身のプロフィールを設定し、同じ趣味や同じ出身地、出身校などの人たちとネット上でコミュニケーションをとったり、日記にコメントしあったりするのが本来のSNSです。
携帯電話が主流だった時代は、携帯ブラウザゲームと連動しているSNSが人気を博していましたが、スマホの普及とともに姿を消していった過去もあります。
例えば次のようなサイトがSNSです。
ミニブログは、普段の出来事や思ったことを気軽に投稿できるユーザー投稿型のサービスです。文章をメインに投稿できる「Twitter」だけでなく、写真に特化した「instagram」や、ショートムービーに重きを置いた「TikTok」もミニブログの特性を持っていると考えてよいでしょう。
企業が公式アカウントで情報を発信することも簡単で利用ユーザーも多く、マーケティングにも活用しやすいソーシャルメディアの種類です。
例えばミニブログには次のようなものがあります。
メッセージングアプリとは、1対1もしくは複数グループ内でのメッセージ送受信を目的としたアプリケーションの総称です。多くのソーシャルメディアは第三者から閲覧されるオープン型ソーシャルメディアの特性が強い一方、メッセージングアプリはクローズ型の特性が強いです。
たとえば、日本で最も利用されているメッセージングアプリの「LINE」は友人や家族とのコミュニケーションとして活用されていますが、そのやり取りを全く知らない第三者は見ることができません。
例えば下記のようなものがメッセージングアプリです。
メディア投稿型サイト利用者は動画や写真などを自由にアップロードすることができ、その動画や写真がサイトのコンテンツになっていきます。また、投稿された動画や写真に対して誰もが自由にコメントを投稿することができる仕組みです。
中にはリアルタイムで配信される動画に対して、コメントを投稿することができるライブ配信型のサービスも存在しています。
例えば次のようなサイトがメディア投稿型サイトです。
レビューサイトは、商品、サービス、企業、個人などに対してのレビュー(評価)を投稿できるウェブサイトのことです。私たちはレビューを閲覧するだけでなく、自らレビューを投稿することができます。
私たち利用者が発信するレビューがサイト内のコンテンツになる、オープン型のソーシャルメディアです。
具体例を挙げると次の様なサイトが当てはまります。
ブログは個人の日記や覚え書き、持論をインターネット上に公開しているウェブサイトのことです。一方的に情報を発信するだけのブログはソーシャルメディアとは言えませんが、コメントのやり取りをする機能があればソーシャルメディアと言えるでしょう。
人気のブログは月間100万回以上表示されることもあり、そのジャンルで大きな影響力を持ちます。
具体例を挙げると次のようなものがブログです。
ナレッジコミュニティとは、知識の共有を目的とした場所のことです。「Yahoo!知恵袋」などの疑問に答えるQ&A方式のコミュニティや、特定の人が知識をまとめた「Wikipedia」などが例として挙げられます。
このナレッジコミュニティも、ユーザーが知識を投稿することでメディアとして成り立っているため一種のソーシャルメディアです。
例えば次のようなサイトがあります。
電子掲示板はインターネット上で誰もが自由に書き込みすることができるウェブサイトです。英語での略であるBBSとも呼ばれています。
利用者は掲示板内に自由に書き込むことができ、また別の人の書き込みに対して返答を送ることができます。
もちろんその書き込み全てが電子掲示板のコンテンツであり、書き込まれた内容は誰でも閲覧可能です。
例えば次のようなサイトがあります。
ソーシャルブックマークは、自分の気に入ったWebサイトや写真などを保存し、不特定多数の人と共有できるサービスです。主に情報をまとめたり新たな情報を収集する手段として活用されます。
例えば、あなたが「車」に興味があるとして、同じように「車」に興味がある人がブックマークしたWebサイトは気になる情報であることが多いでしょう。
Webサイトにソーシャルブックマークのボタンを設置することで、情報が拡散されやすくなるため、Webサイト運営者にとっては重要な存在と言えます。
日本において「SNS」は「ソーシャルメディア」という言葉よりもよく耳にしませんか?
例)「SNSに投稿しよっと!」「我が家はSNS禁止です」
日本ではこの2つの言葉の意味が混同されて利用されることが多いですが、SNSとソーシャルメディアは同一ではありません。SNSはソーシャルメディアの1種です。
例を挙げて説明すると「家電製品」と「テレビ」の関係と同じと言えます。ソーシャルメディアは「家電製品」という大きな種類、そしてSNSは「テレビ」や「洗濯機」「掃除機」などたくさんある家電製品の種類のひとつと同じです。
ソーシャルメディアは人々が相互に情報を発信できる「場所」です。よって、あなたが想像していなかったであろう「2ちゃんねる」や「食べログ」もソーシャルメディアのひとつといえます。
ソーシャルメディアが普及する前までは、テレビなどのマスメディアを使って集客するのが一般的でしたが、現在はソーシャルメディアを活用することで企業自身がメディアとなり、ユーザーに情報を届けることができるようになりました。
ここでは、企業のSNS担当者向けにマーケティングに活用しやすいソーシャルメディアを3つ厳選して紹介します。
各ソーシャルメディアの特徴や利用年齢層を把握したうえで、活用を検討してみてください。
利用者(世界) | 利用者(日本) | 多い年齢層 | 投稿タイプ |
3億3,500万人 | 4,500万人 | 10代~30代 | 文章/画像/動画 |
Twitterには140文字の短い「ツイート」を投稿することができます。投稿には「いいね機能」や「リツイート機能」がついており、リツイートされるとフォローされていない第三者にまで投稿が見てもらえる可能性が高くなります。
匿名で利用している人も多く、ユーザーとの距離を縮めるようなアプローチができると効果的です。
このリツイート機能のおかげで、Twitterは「バズ」が起こりやすく、マーケティングに最も活用しやすいソーシャルメディアといえます。
利用者(世界) | 利用者(日本) | 年齢層 | 投稿タイプ |
23億人 | 2,600万人 | 20代~40代 | 文章/画像/動画 |
Facebookは実名登録が基本のSNSであり、個人だけでなくビジネスで企業間のやり取りにも使われるフォーマルなソーシャルメディアです。そのビジネス色から、利用している年齢層に30代~40代が多いことも特徴でしょう。
利用者は文章、画像、動画などを自由に投稿することができ、投稿は「シェア」によって拡散されます。Twitterと異なり文字制限がないので、1つ1つの投稿をのクオリティを上げると効果的です。
また、TwitterやInstagramは投稿したコンテンツが誰でも見れるオープン型のソーシャルメディアと言われる一方、Facebookはログインしないとコンテンツが見れないクローズド型のメディア特性を持っています。
関連記事:Facebookを活用し集客数が2倍に!6つの活用方法と成功事例5選
利用者(世界) | 利用者(日本) | 年齢層 | 投稿タイプ |
10億人 | 3,300万人 | 10代~30代 | 文章/画像/動画 |
Instagram(インスタグラム)は写真投稿に特化したソーシャルメディアです。2017年にはユーキャンの新語・流行語大賞を受賞した「インスタ映え」は近年よく聞くようになりましたね。
Twitterのような拡散機能はありませんが、投稿に「#(ハッシュタグ)」をつけて投稿することで、多くの人に見てもらえる可能性が高くなります。
近頃は「ストーリー」と言われるショートムービーの投稿も人気なので動画を活用することもできるでしょう。
ユーザーと密な関係を築けるソーシャルメディアですが、企業がマーケティングに利用する際には注意が必要です。
その理由ともいえる注意点は3つあります。
それぞれ解説していきましょう。
ソーシャルメディアを活用しようとするとき、広告を投稿するだけでは一切の効果を見込むことはできません。
なぜなら、利用者は広告を見たいがためにソーシャルメディアを利用している訳ではないからです。
Twitterを例に考えてみましょう。
あなたは下記のどちらのアカウントをフォローしてみたいですか?
A)企業の広告を永遠に投稿し続けるアカウント
B)企業の裏話など他人に教えたくなる情報を発信しているアカウント
多くの人は(B)のアカウントの方が気になるのではないでしょうか。実はネット上では過度な広告は忌み嫌われる傾向があります。
よって、ソーシャルメディアマーケティングを成功させるためには、明らかな広告ではなく、自然なアプローチを行うことが大切です。
ソーシャルメディアのコンテンツは一過性が強い傾向があります。よって継続的な流入を見込むにはソーシャルメディアの継続的な運用が必須です。
これは、検索結果で上位を獲得すれば継続的な流入を見込めるSEO(検索エンジン最適化)とは異なります。
しかし、ソーシャルマーケティングの見込み顧客は検索エンジンから流入してくる顧客とは少々異なります。
継続的な運用は大変かもしれませんが、うまく活用できれば、自社のサービスを全く知らない新規顧客を獲得することができます。
関連記事:SEO対策とは?1621キーワードで検索1位を獲得した方法を独占公開
最近よく聞く言葉に「炎上」というものがあります。
ソーシャルメディアにおける炎上とは、企業や個人の失言によって、ネット上の多くの人から非難や批判が相次ぎ、収拾がつかなくなることです。
炎上すると多くの人から認知されますが、企業のイメージ悪化に繋がります。ソーシャルメディアマーケティングにおいて最も活用頻度の高い「Twitter」は炎上のしやすさにも定評があります。
よって、ソーシャルメディアを活用する場合はネットリテラシーを遵守し、コンプライアンス違反をおこさないように注意しましょう。
ソーシャルメディアの種類を9つに分けて紹介しました。
TwitterやLINEなど普段から多くの人が利用しているサービスだけではなく、掲示板やレビューサイトもソーシャルメディアであることは、知らなかった人も多いでしょう。
そんなソーシャルメディアを活用すれば、企業とユーザーは密な関係を築くことで企業ブランドの確立や、サービスの認知拡大といったマーケティングに活用することができます。
今回紹介した3つのソーシャルメディアを活用し、マーケティングに生かしてみてください。
アイキャッチ画像:Designed by Freepik
会社案内・解説資料はこちら!
資料をダウンロードする ▷