SEO
土肥大夢 3
重複コンテンツのチェックを後回しにしていませんか?
重複コンテンツ(ミラーコンテンツ)のチェックは、コンテンツ数が50程度に増えたタイミングで行うべきです。これ以上コンテンツが増えたタイミングで重複コンテンツのチェックを行うと、膨大な量をチェックすることになるのでとても面倒な作業になります。
コンテンツ量が50を目安に、重複コンテンツのチェックをこまめにしましょう。
そこで今回は、無料の重複コンテンツチェックツールを使ったチェック方法をご紹介します。
重複コンテンツのチェックを怠ると出てくるマイナス要素と、重複コンテンツが見つかった時の対処法についても詳しく解説しますのでぜひ最後までご覧ください。
重複コンテンツのチェックを私が強く薦める理由はとても簡単です。
重複コンテンツ=SEOのマイナス要素
たったこれだけの理由です。しかし、サイト運営をしている私たちからすればSEOのマイナス要素はとてもダメージが大きいものですよね…
だからこそ私は、いち早く重複コンテンツをチェックしておき、対策することを強く薦めています。コピペをしていなくても、意図していなくても重複コンテンツの判定が出ることもあるのです。
★特にパンダアップデートが導入されてからより一層重複コンテンツにGoogleは厳しくなっています。
「SEO的にマイナス要素」というのは次の理由があります。
重複コンテンツはGoogleペナルティの対象です。ペナルティとなった場合、せっかく公開しているコンテンツがサイト評価の足を引っ張ってしまいます。
重複コンテンツのチェックを薦める理由が改めて再確認できたところで、次は早速無料で利用できる重複コンテンツのチェックツール『sujiko.jp』を紹介します。
利用料金 | 無料 |
制限 | 1日5回まで |
チェック方法 | URL |
登録の有無 | 不要 |
公式サイト | http://sujiko.jp/ |
重複コンテンツチェックツールの中で最も利用されているのがsujiko.jpです。
使いやすさ、見やすさがシンプルで私個人としても一押しのツールになります。
①調べたいページのURLをそれぞれ入力
②検索結果が表示
★総合判定結果が『小』の場合改善する必要があります。
重複コンテンツのチェックツールはsujiko.jpのようにURLを入力して検証するタイプの他に次の2つのタイプがあります。
この2タイプの重複コンテンツチェックツールは個人的におすすめしません。
この理由としては、実際にいくつか利用してあまり正確な情報が得られなかったからです。URLを指定してチェックできるsujiko.jpのようなツールが一番重複コンテンツチェックに適したツールだと言えます。
自分が運営しているサイト内で重複コンテンツをチェックするなら、Google Search Consoleを利用すれば一発でチェックをすることができます。
簡単にGoogleペナルティが運営サイトのコンテンツに発生していなければ問題がないということを意味します。
①Google Search Consoleにログイン→”手動による対策”を選択
②もう一度”手動による対策”を選択
③ここで「問題が検出されませんでした」と出れば重複コンテンツはなし
★ここでペナルティが表示されれば、重複コンテンツと判定されたページがある可能性があります。
ペナルティの解除方法は下記記事で詳しく解説しています。↓
重複コンテンツのチェックツールとチェック方法をお伝えしました。
では、重複コンテンツがあると判定された場合どうすればいいのか。対処法は重複コンテンツとなった5つの理由によって異なります。
この時の対処法を次は解説していきましょう。
同じコンテンツをPC用とスマホ用でURLを別々にしているサイトの場合でも、重複コンテンツと判定されます。
<対処法>
PC用とスマホ用でURLを分けずに統合しましょう。レシポンシブデザインを適用して、同じコンテンツでも表示される画面によって自動で見栄えの調整ができるサイトデザインへアップグレードさせましょう。
サイト内のURLがごちゃごちゃしている場合、重複コンテンツと判定されているページのURLが「index.html」や「www」と表示されていることが原因であることがほとんどです。同じコンテンツでも異なるURLでいくつも生成されることがあります。このようなことを「URLの正規化ができていない」と表現されます。サイトリニューアル時に多い原因です。
<対処法>
URLの正規化を行い改善するか、正しいURLへ重複コンテンツに301リダイレクト設定をしましょう。
コンテンツの内容が異なっている場合でも、コンテンツのメタキーワードが類似していると重複コンテンツだと判定されることがあります。
例えば、「SEO 意味」「SEOとは」この2つでは微妙にニュアンスが違いますが、結果的にコンテンツの内容が近くなり重複コンテンツと判定されるのです。
<対処法>
Googleが検索結果として表示させている方のコンテンツを残し、もう一つのコンテンツは「noindex」としましょう。
もし、似たキーワードがあってどっちでコンテンツを作るか迷った際は検索数の高い方を選びます。
★キーワードの上手な選び方とキーワードプランナーについては下記記事をご覧ください↓
他サイトへコンテンツを提供している場合も重複コンテンツだと判定される場合があります。
これではコンテンツを提供しているのにオリジナルコンテンツがどちらか、Googleは判断できません。
<対処法>
『rel=”canonical”』を提供先の提供しているコンテンツへ設置してもらいます。たったこれだけで提供コンテンツだと検索エンジンへ伝えることが可能です。
あまりないですが、他サイトに自身が書いたコンテンツがほんの少しだけ内容を変えてパクられていることがあります。
パクられた側でも重複コンテンツだと判定されるので、最悪のパターンです。
<対処法>
手順は2つです。
①パクられたコンテンツを公開しているサイトへ削除要請
重複コンテンツ(ミラーコンテンツ)のチェックはこまめに行うべき作業です。
お伝えした通り、重複コンテンツが発生してしまえばSEO的にマイナスになります。面倒な作業ですが欠かさず行うことで、Googleからの評価も自然とプラスになってくるはずです。
他サイトとの重複コンテンツチェック→sujiko.jp
自身が運営するサイト内の重複コンテンツチェック→Google Search Console
両方無料で利用できるおすすめチェックツールになります。もし、重複コンテンツを発見した際には、焦らず4章で解説した対処法を実践しましょう。
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