コンテンツマーケティング
かまとりーぬ 2
コンテンツマーケティングって何だろう?
どの様に実践していくのか、内容が具体的に分からない・・・。
上記の様にコンテンツマーケティングについて、知りたい!実践していきたい!とお考えではないでしょうか?
コンテンツマーケティングは、ユーザーにとって価値あるコンテンツを配信しWebサイトへ呼び込んでファン化させることにより最終的に購買行動へとつなげるマーケティング施策です。
今回は、コンテンツマーケティングの基礎編として詳細を紹介していきます。
実践で使うコンテンツマーケティングの方法についても解説していきましょう。
コンテンツマーケティングとは、どういうマーケティング施策なの?
「コンテンツマーケティングをやれ!」このように上司に言われても、そもそもコンテンツマーケティングに理解しておかないと目的や手法等を理解することが出来ません。
コンテンツマーケティングを理解する上で、最初に知っておきたい3つの概要を紹介しましょう。
上記3つの概要から紹介していきます。
はじめてコンテンツマーケティングを学ぶ上では、ぜったいに外せないポイントです。
ぜひチェックしておきましょう。
「コンテンツマーケティングとは?」
まずはコンテンツマーケティングが、どのようなマーケティング施策なのか理解していきましょう。
コンテンツマーケティングとは、ユーザー(消費者)にとって価値のあるコンテンツでターゲットとするユーザーをWebサイトへ呼び込みます。その後、ファン化させ商品の購買行動や問合せ等の行動へとつなげるマーケティング施策です。
ユーザーが知りたい!悩みを抱えている問題に対して解決できる、価値のあるコンテンツを配信することで購買行動へとつなげる事ができる有効的な方法になります。
また、価値のあるコンテンツを継続的に配信し蓄積することで、ユーザーにとっても役立つ信頼性の高いサイトとなるのです。
コンテンツマーケティングの種類はいくつあるの?
コンテンツマーケティングの種類は、明確には決まっていません。
なぜならコンテンツマーケティングは「コンテンツ」が発生する全ての場所で行うことができるからです。
コンテンツの例は以下の様なものがあります。
様々なコンテンツを駆使し状況に合わせた手法でコンテンツマーケティングを行うことが可能です。
なぜ今コンテンツマーケティングが流行しているの?
コンテンツマーケティングは100年以上前から実在していたと言われています。
なぜ近年になって日本で流行してきたのか、理由は5つあるのです。
上記5つの理由について、詳しく解説していきましょう。
【ユーザーが広告を無視し始めたから】
1つ目の理由は、ユーザーが広告による売り込みに対しウンザリし無視する様になったことが考えられます。
広告(プッシュ型)をほとんどスルーする様になったのです。
そこでマーケティング方法も、プッシュ型からプル型へと変わったのです。
【Googleの評価が変わったから】
2つ目の理由は、Googleの評価がコンテンツの質を重視する様に変わったからです。
Googleはユーザーが有益と感じるコンテンツを上位表示させ、質の低いコンテンツやユーザーに有益でないコンテンツにはペナルティを与えたのです。(パンダアップデート・ペンギンアップデート)
いままで外部リンクを購入し大量に貼ったサイトを、上位表示さえていた企業もコンテンツの質を改善する必要が出てきたのです。
関連記事:ブラックハットSEOは絶対にやめろ!Webサイトに迫る2つの危機
【コンテンツは資産として残せるから】
3つ目の理由は、コンテンツマーケティングは資産として残せるという点です。
いままでのマーケティングは、単なる支出として考えられていました。
例えばリスティング広告はどうでしょう?
LPページを作成し、広告を打ち切れば広告は消えてしまい資産としては残りませんよね。しかしコンテンツマーケティングは、コンテンツを作成し配信すればWeb上に永久に残るのです。
流入があるサイトなら、コンテンツ配信をストップしてもそこから流入が見込めます。
【低コストで始められるから】
4つ目の理由は、低コストで始められるという点です。
コンテンツマーケティングはコンテンツさえ作成できれば、かかる費用は人件費のみでコストを抑えることが出来ます。低コストで始められるというポイントも流行の理由と言えるでしょう。
【中小企業でも始めやすくなったから】
5つ目の理由は、コンテンツマーケティングを始めるには時間とコストが発生します。
人員不足である中小企業では、コンテンツ作成に割く時間がなく躊躇されていたのです。
しかしながらクラウドソーシングが一般化されたことにより、コストを抑えつつ簡単にコンテンツを量産することが出来る様になりました。コンテンツ作成を外部に委託することの出来る、クラウドソーシングを活用することで中小企業でも気軽にコンテンツマーケティングを始めることが出来るようになったのです。
関連記事:記事制作のライティングを外注する時に注意する4つのポイント
コンテンツマーケティングとコンテンツSEOの違いってあるの?
上記の様に、コンテンツSEOとの違いがあやふやになっていませんか。
両方ともコンテンツを使ってターゲットにアプロ―チする方法は同じですが、目的や手法は大きく異なります。
コンテンツマーケティング | コンテンツSEO | |
目的 | 売上アップ | サイトへのアクセス数アップ |
ターゲット | 潜在層・顕在層・準顕在層 | 潜在層 |
手法 | 様々 | 自然検索からの流入 |
コンテンツ内容 | 様々 | 検索ニーズのあるテキストコンテンツ |
コンテンツマーケティングを実践していく上で、きちんとコンテンツSEOとの違いを把握しておきましょう。
大きな違いは4つあります。
上記4つの違いについて詳しく解説していきましょう。
1つ目の違いは「目的」です。
コンテンツマーケティングは、最終的に購買行動へとつなげる為の施策なので「売上のアップ」を目的としています。コンテンツSEOは、検索エンジンから自然検索でサイトへのアクセス数を増加させることが目的です。
目的は全く違うものだという事を覚えておきましょう。
2つ目は、ターゲットの違いについて紹介していきます。
コンテンツマーケティングとコンテンツSEOは、両方とも見込み顧客がターゲットです。
しかし最終的な目的が異なるため、ターゲットも若干異なります。
コンテンツマーケティングは、見込み顧客でも潜在層や準顕在層・顕在層がターゲットです。
コンテンツSEOは、見込み顧客でもサービス・サイトを知らないユーザーへアプローチするので潜在層が主なターゲットとなります。
3つ目の違いは「手法」です。
コンテンツマーケティングは、コンテンツが発生する全ての場所で行う事が出来ます。
そのため検索エンジンやメールマガジン・SNSなど、様々な手法を用いることが可能です。
コンテンツSEOは、検索エンジンからの自然検索から流入する手法になります。
コンテンツマーケティングとコンテンツSEOでは、用いることが出来る手法も大きく異なるのです。
4つ目の違いは、コンテンツの内容です。
様々な手法を用いることの出来るコンテンツマーケティングは、手法により中身や手段も変わってきます。
SNSであれば、クリックしたくなるようなテキストや動画を作成する必要があるでしょう。
メールマガジンなら、Webサイトには載っていない様なオトク情報などを掲載すると効果的です。
このようにコンテンツの内容は、用いる手法により変わってきます。
コンテンツSEOは、検索エンジンからのアクセスを増加させることが目的です。
アクセスを獲得出来る様な有益でニーズのあるコンテンツを作成する必要があります。
コンテンツマーケティングとコンテンツSEOは、似ているようで内容の異なる施策です。
違いをきちんと理解して、使うべき方法を選択しましょう。
コンテンツマーケティングを実践していきたい!
上記の様に考え始めたら、7つのステップに沿ってコンテンツマーケティングを始めていきましょう。
コンテンツマーケティングは大きくわけて3つの順番で、準備をしていきます。
「誰に」「何を」「どの順番で伝えるか」を決めていきましょう。
上記3つの順番で行う準備を細かくお伝えすると、7つのステップになります。
上記7つのステップを踏んでいくことで、効果的にユーザーへコンテンツを届けることが可能です。
7つのステップについて詳しく解説していきましょう。
コンテンツマーケティングを始める前に、まずはゴールを明確に定めましょう。
ゴールの設定は、目標達成のカギとなります。
なにも考えずにスタートするのではなく、達成すべき目標を明確に決めることで方向性が定まるからです。
ゴールを決めずに初めてしまっては、方向性がブレて思ったとおりに効果が出ない可能性が高くなります。
ゴールを決めて、方向性を失わずに目標達成の道しるべを明確にしましょう。
コンテンツマーケティングを始めていく上で、まず初めにやるべき事は「ペルソナ」の設定です。
ペルソナとは仮製品やサービスのユーザー像を仮想の人物として定義したものをいう。実際のユーザーにはさまざまな人が含まれるが、ペルソナではその中で最も重要な人物像に焦点を当てることによって、具体的なユーザー像をイメージしやすくなるメリットがある。引用元:コトバンク
ペルソナとは、コンテンツを配信するターゲットとする人物(誰)を明確にすることを意味します。
年齢・性別・趣味・悩み・好きな雑誌・Webサイトへのアクセス手段など、細かい人物像を設定していきましょう。ペルソナを設定すると「誰」にコンテンツを配信するかが明確になり、伝え方や内容が定まりやすくなります。コンテンツを配信する前に、ペルソナを出来るだけ具体的に設定していきましょう。
ステップ3は検索ニーズの調査です。
ペルソナを設定したら、設定したペルソナが「どんなキーワードで検索しているのか」を調査します。
この検索ニーズの調査は、コンテンツマーケティングを始める上で重要なポイントです。
まずは自社の商品やサービスを検索しそうなキーワードを出来る限り抽出します。
その後、そのキーワードに検索ニーズがあるのかどうか調査しましょう。検索ニーズがなければ、どんなキーワードでコンテンツを配信し集客を試みても流入が増えることがありません。
また、検索数の多いビックキーワードばかりでも逆効果となることがあるのです。
ビックキーワードは、検索数が多く集客を多く見込める可能性があります。
しかしビックキーワードになればなるほど、競合が多く競争に負ける可能性があるでしょう。
まずは検索ニーズのあるキーワードかどうか調査し、キーワードを選定してください。
詳しいキーワードの選定方法は下記の記事をご覧ください。
関連記事:楽して簡単!SEO対策キーワード選定の3つの手順と5つの便利ツール
関連記事:ロングテールSEOがあなたを救う!最も効果的な5つの実践方法
カスタマージャーニー(英語: customer journey)とは、商品やサービスを見込み客の行動を分析して、認知から検討、購入・利用へ至るシナリオを時系列で捉えるマーケティング用語である。引用元:Wikipedia
ステップ4は、カスタマージャーニーの作成です。
カスタマージャーニーを作成することによって、ユーザーの認知から購入に至るまでの行動で「どんな情報を探しているのか」を時間軸で確認することが出来ます。また作成したカスタマージャーニーに検索ニーズを調査したキーワードを合わせることで、どこにどんなコンテンツが必要なのかが明確に分かる様になるのです。
ステップ5は、コンテンツイメージを決定します。
認知から購買行動までの各ステージにあわせて、どんなコンテンツを作成するのかイメージを決定しましょう。
潜在層・準顕在層・顕在層ごとに求めている情報は異なります。
各ステージにあわせて、作成するコンテンツのイメージを決めてください。
ステップ6は、メディアの選定です。
コンテンツイメージが決定したら、どのコンテンツをどのメディア(媒体)で配信していくべきか選定していきましょう。ペルソナとステージ段階に合わせて、メルマガで配信するのか・動画を使うのか・ホワイトペーパーで提供すべきなのか選んでいきます。
ステップ7は、公開後の分析と改善です。
全てのステップが完了したら、あとはコンテンツを作成し公開します。
その後のポイントについてお伝えしましょう。
コンテンツマーケティングは、コンテンツを公開して完了ではありません。
コンテンツごとにアクセス数やPV数をチェックして分析する必要があるのです。思ったよりも効果が出ていなければ、タイトルを変更したり内容を修正する必要があるでしょう。Googleアナリティクスやサーチコンソールを駆使して、効果が出ているか状況を分析し改善する必要があります。
コンテンツは公開後も注意してチェックする必要があるという事を覚えておきましょう。
関連記事:サーチコンソールとアナリティクスの違いちゃんと理解できてる?
コンテンツマーケティングを行う上で注意する点はあるか?
コンテンツマーケティングを行う上で注意すべき点は5つあります。
コンテンツマーケティングは、ユーザーにとって有益な情報を提供し最終的に購買行動へとつなげることを目的とします。コンテンツを作成していく上で、本来の目的を忘れない様にしましょう。
5つの注意点を紹介します。
上記5つの注意点について詳しく解説しましょう。
1つ目の注意点は、効果が出るまで時間がかかるという点です。
コンテンツマーケティングには、リスティング広告の様な即効性はありません。
効果が出るまで6ヶ月~1年間はかかるという事を覚えておきましょう。
2つ目の注意点は、継続的なコンテンツ配信が必要という事です。
コンテンツマーケティングにおいて、良質なコンテンツを継続して配信することが需要なポイントになります。3ヶ月だけ実施し、コンテンツを追加するのをやめてしまう等しないようにしましょう。
ユーザーは長期間更新していないサイトに訪れるでしょうか?
更新頻度の高い最新情報を提供しているサイトの方が、ユーザーは有益だと感じるはずです。
獲得したファンを逃さないためにも、継続的にコンテンツを配信するようにしましょう。
3つ目の注意点は、ユーザーにとって役立つ情報を提供するという点です。
コンテンツマーケティングは、あくまでもユーザーに役立つ情報を提供し最終的に購買行動を起こさせる一連の施策になります。
コンテンツを作成する過程で「自分の商品を売り込もう!」として、自分の商品を強引にアピールしないようにしましょう。自社商品だけをアピールする方法は、コンテンツマーケティングではありません。
ユーザーが抱えている悩みを解決し、有益な情報を提供するのです。
コンテンツ内容は「自分が中心」ではなく「顧客になる可能性のあるユーザーが中心」であるという事を意識して作成していきましょう。
4つ目の注意点は、ユーザーが理解できる言葉で伝えるという点です。
コンテンツを作成する上で、ターゲットユーザーに合わせた言葉で伝えるという点も重要になります。コンテンツマーケティングは、自身のこだわりや過度な知識を披露する場ではないからです。
届けたいユーザーに合わせて、かんたんな言葉に言い換えたり専門用語を省く必要があります。
また過度な専門用語や独自の言い回しは、SEO効果を下げる可能性もあるので注意が必要です。
5つ目の注意点は、サイトを完成させてから配信するという点です。
流入が欲しいがあまり、サイトが未完成なままコンテンツを配信しているサイトをたまに見かけます。
しかしその行為自体が、ユーザーにとって有益ではないのです。
ユーザーにとって使いやすい構造かつ、分かりやすい文章でサイトを構成しなければ有益なサイトとは言えません。作成途中のグチャグチャなサイトであれば、信憑性に欠けサイトからユーザーは離脱してしまうでしょう。
またGoogleに対しても、きちんとしたサイト構造を知らせないと検索上位表示させることは出来ません。
きちんとサイトを完成させてから、コンテンツを配信していくようにしましょう。
関連記事:SEOに適したHTML構造とGoogleに好かれる7つのタグ
コンテンツマーケティングについて、詳しく解説してきました。コンテンツマーケティングは、現代の情報過多において効果的にユーザー(見込み顧客)に情報を届けることが出来るマーケティング施策です。
コンテンツマーケティングを行う事で、有益な情報をユーザーへ提供し最終的には購買行動へとつなげることが出来ます。誰でも低コストで始めることができ、資産としてコンテンツを蓄積させることが可能です。
ぜひ貴社でも実践してみては、いかがでしょうか。
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